米国株式市場の動向について野村グループ・草田裕紀氏が解説。注目されていたFRB・パウエル議長の公聴会証言では新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響を注視するとの言及があったが、特段に新しいものはなく、マーケットの反応は限定的で終始小動きな展開となった。ニューハンプシャー州での民主党の予備選挙に注目が集まっている。ニューハンプシャー州での世論調査では、サンダース氏が28.7%でトップ。続いてブティジェッジ氏、クロブシャー氏と続いている。サンダース氏は2016年にもニューハンプシャー州で得票率60%で勝利しており、隣のバーモント州で長年上院議員をしていることが有利に働いている。最終的に指名を獲得する候補の予想でも前回のアイオワ党員集会を経てサンダース氏がトップに躍り出ている。ブティジェッジ氏はアイオワ州に注力して選挙活動を行っていたことが功を奏し首位となったが、アイオワ州は白人比率が高く、現状白人のインテリ層に偏っている彼の支持層にもマッチしている。同じく白人比率の高いニューハンプシャー州でも上位に食い込み勢いを維持できるかが注目点。株式市場ではすでにサンダース氏の急進的な政策のリスクを一部織り込んだと考えられていて、ニューハンプシャーでサンダース氏が勝利することに対するネガティブな反応よりもブティジェッジ氏が健闘した場合のポジティブな反応の方が大きくなるとみられる。
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